一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状への対応や慢性疾患の継続的なコントロールを、臓器を問わずに広くおこなっています。一方で、臓器・疾患別に専門的な医療が必要と判断した場合は、適切な医療機関へのすみやかなご紹介を行って、適切な治療を受けていただけるようにする役割も担っています。以下に内科でよく見られる症状を挙げています。

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒などの生活習慣がその発症や進行に関与する疾患群のことです。その代表例が糖尿病（2型）、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症などです。これらの疾患は生活習慣を見直すことにより、予防・改善することが可能です。しかし、長年放置すると、心筋梗塞や脳梗塞といった疾患のリスクを高めてしまいます。特定健診が普及し、健診でこれらの異常を指摘される方は非常に多くいらっしゃいます。生活習慣病を放置することは百害あって一利なしですので、健診で異常を指摘された方は、是非早めにご相談ください。

病理セカンドオピニオンは、すでに行われた病理診断を別の病理医に再評価してもらうプロセスです。病理診断は、患者さんから採取した組織や細胞の検体を、顕微鏡で形態学的に観察して、病気の種類や進行度を特定する重要な方法です。セカンドオピニオンを求めることで、診断がより正確で信頼できるものになる可能性が高まります。これが治療方針に大きな影響を与えます。